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​エイリアン植物記

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 著者は高校生の頃より帰化植物に興味と関心を持ち、以来今日に至るまで、一方で歯科学の専門家として活躍しながら帰化植物の研究者としてその名を轟かせてきたことでも知られる。その足跡は植物学の専門雑誌ほかに発表された多くの報告文や論文に見ることができ、著者によって和名が命名された帰化植物も数多い。著者が師事した我国帰化植物研究のパイオニア故久内清孝教授をして、二足の草鞋を履く“とんでもない男”と言わしめたほど、その帰化植物調査研究への情熱は今なお覚めることなく続いている。

 本書は帰化植物をテーマとする第二作目の単著で、「淺井節」ともいうべき軽妙な語り口で読者を帰化植物の世界に誘う好著といえる。写真は、そのほとんどが「歯科口腔内撮影用のカメラ」を使用した著者によるクローズアップ写真で、各植物の特徴をよく伝えている。本文には大きめの文字を使用し、高齢者にも読みやすく配慮。

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